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食育の取組「平城中学校」

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生徒主体に「委員会」・「授業」・「地域連携」で取り組む食育

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放送の様子    ポスター
放送給食委員会活動の様子                 食育ポスター 

調理員さんへの手紙      

調理員さんへの感謝の手紙

春 植え付け    雑草取り​    

春 植え付け                夏 雑草取り 

収穫したさつまいも      
秋 収穫したさつまいも                                               

内容

 

 

食育の取組「平城中学校」

平城中学校では生徒が主体的に食育に取り組めるよう「委員会」「授業」「地域連携」を 3つの柱にして様々な実践を展開しました。

1,委員会活動
  従来の放送委員会の活動に食育の視点を加え、「放送給食委員会」を立ち上げ、食の情報を生徒自らが発信しました。献立の紹介だけでなく、食材の産地や栄養素、調理の工夫について解説したり、食材に関するクイズを出題したりすることで、生徒同士が食の話題で会話を弾ませるきっかけを作りました。
 また、「残食を減らそう」「感謝して食べよう」をテーマに食育ポスターを作成・掲示し、全校生徒の意識を日常的に高める役割を果たしました。
 さらに、日々美味しい給食を作ってくださる調理員さんへメッセージを作成し、感謝の気持ちを伝えました。

2,授業「総合的な学習の時間」
 3年生の総合的な学習の時間では、「食」を「歴史・文化・生活」の多角的な視点で捉える取り組みを行いました。
 まず、歴史として、給食の始まりから戦後の食糧難時代の支援、そして現代の学校給食の役割等を学びました。次いで世界各国と比較しながら、日本の給食の良さを学び、多くの生徒が「当たり前だと思っていた給食が、長い歴史と多くの努力の上に成り立っていることに気づいた」との感想を持ちました。
 また、進路選択を控えた 3 年生に対し、「ライフスタイルに合わせた食事のとり方」をテーマに授業を行いました。
 生徒は部活動に打ち込む時期、受験期の夜食、そして将来の自立した生活においてどのような栄養選択が必要かなどについて具体的に考えました。自分の生活リズムに合わせた食事モデルを設計するワークショップでは、栄養バランスだけでなく、心の満足度や経済性についても議論が及び実践的な学びとなりました。

3,地域との連携 長期プロジェクト:「食」の原点「農」を学ぶ
 例年通りボランティア部を中心に、地域教育協議会のボランティアの方々の協力を得て「さつまいも」を栽培しました。春には、地域の方から苗の向きや土のかけ方など、長年の経験に基づく技を教そわりながら苗植えを行いました。夏の猛暑の中で、つる切りや雑草取り、水やりの管理などの作業を地域の方々と協力して進め、生徒たちは土に触れながら作物の成長を実感する貴重な体験をしました。
 秋の収穫では予想を上回る豊作となり、生徒たちの表情には達成感があふれていました。収穫したさつまいもは、地域の子ども食堂への食材提供や、全校生徒への持ち帰りとして活用しました。自分たちの手で育てた作物が学校全体に広がることで、活動の意義がより多くの人に共有されました。

4,成果と今後の課題
 委員会・授業・体験活動と様々な活動を通して、受動的に提供されるのを待つだけだった給食や食の環境に対し、生徒たちが自ら課題を見つけ、主体的に関わろうとする姿勢が見られたことは大きな成果となりました。
 特に、自ら育てたさつまいもを全校生徒で分かち合った経験は、生命の循環や生産者への敬意を肌で感じる、かけがえのない機会となりました。
 今後は3年間を通じた体系的なカリキュラムの構築を目指し、生徒がより主体的に食に関わる取組になるようさらなる検討と実践を進めていきたいと考えます。

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引用元