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肥満・やせに該当する幼児(3~5歳)への支援について

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更新日:2021年6月11日更新

肥満・やせに該当する幼児(3~5歳)への支援について

児童福祉施設、学校、事業所、寄宿舎等の健康増進を目的とした施設において提供される食事のエネルギー量の過不足を評価するにあたっては、肥満及びやせに該当する者の変化の割合を参考とし、評価を行ってください。

特に幼児(3~5歳児)の肥満・やせに関しては、文部科学省学校保健統計調査結果から、5歳で肥満であった場合には、そのうちの59%が12歳時に肥満になっていること、また、幼児肥満ガイドからは、小児肥満は成人肥満に移行して2型糖尿病や虚血性心疾患などの生活習慣病の発症リスクを高める可能性がそれぞれ報告されています。

さらに近年は新型コロナウイルス感染症の影響で外出の機会が減るなど、社会全体・生活環境に大きな変化が生じています。令和2年度に実施した栄養管理報告書の結果から、児童福祉施設で肥満に該当する幼児の割合が増加傾向にあることが認められ、施設からの相談が増えました。子ども達が5年後、10年後、さらに将来にわたり健康で元気に過ごせるよう、食生活を含めた生活習慣の基礎が培われる幼児期に支援を行うことは非常に重要です。

【通知】特定給食施設における肥満・やせに該当する幼児に関する指導・支援について(令和3年3月10日) [PDFファイル/154KB]

令和2年度栄養管理報告書の概要(肥満、やせ、食育) [PDFファイル/213KB]

肥満は生活習慣病の最大の原因です

肥満は生活習慣病の最大の原因です。子どもは大人と違い、自分で生活習慣を改善することは困難なため、家庭や施設等、子どもに関わる人の支援が必要です。

肥満は生活習慣病の最大の原因

子どもの肥満は大人の肥満のもと
出典:日本小児内分泌学会ホームページ

支援のながれ(例)

1 身長・体重の確認と評価

身長・体重を計測しても、それだけでは体格の評価ができません。身長・体重曲線に照らし合わせた確認と肥満度判定曲線を用いて体格を評価します。また、1回の評価では経過がわかりません。母子健康手帳や身長・体重曲線に点をつけると、どのような身長・体重の伸びを示しているかを知ることができます。問題のない伸びか、注意が必要な伸びかを確認することが重要です。

お子さんの身長・体重の確認方法(奈良市母子保健課) [PDFファイル/677KB] [PDFファイル/677KB]
病気が隠れている可能性がある場合は、なるべく早めに医療機関を受診してください。

身長・体重曲線(0~6歳)女子 [PDFファイル/292KB]※  
身長・体重曲線(0~6歳)男子 [PDFファイル/286KB]
肥満度判定曲線(1~6歳)女子 [PDFファイル/177KB]
肥満度判定曲線(1~6歳)男子 [PDFファイル/178KB]
※個人や施設での利用に限ります。出典:日本小児内分泌学会

肥満度区分と体格の呼称

肥満度の判定
幼児肥満ガイド<外部リンク>参照

2 施設内での情報共有

1での評価の結果、肥満・やせに該当する幼児については、食事摂取時の様子を確認し、食事摂取時に気づいたことや生活面で気になる点がないか等、施設内で情報を共有します。施設での栄養管理等に関する会議の機会にあわせて共有する等、あらかじめ決めておくとスムーズです。

3 保護者や幼児への指導・支援

体格に関する情報提供

身長・体重曲線に点を書いたものと肥満度を保護者へ情報提供します。その際、身長・体重曲線や肥満度判定曲線を用いるなどして客観的な事実を示して伝えることが重要です。母子保健手帳の身長・体重曲線や肥満度判定曲線にも点を打つように助言します。

家庭での生活習慣の確認と助言

家庭での食事や生活習慣で改善すべきことがないか確認し、改善点を話し合い助言します。

施設や家庭等で食事摂取時にできる配慮について検討し、実施します。

(例)家庭での水分摂取はジュースをやめてお茶や水にする。毎日できる運動を取り入れる等

栄養士・管理栄養士がいる施設は、栄養指導を実施します。聞き取りの結果や相談内容は、担当者が変わっても支援が継続できるように記録に残します。

自由にダウンロードしてお使いください

「3~5歳児の食生活」「子どものおやつ」:こそあどぶっくからダウンロードしてください。

幼児期から教えていく食事のルール(幼児肥満ガイド抜粋) [PDFファイル/237KB]

食事・栄養相談記録票(奈良市保健所令和3年3月改定) [Wordファイル/47KB]

4 1~3を繰り返す

支援のポイント

・保護者や幼児への指導・支援は、将来の生活習慣病予防等の目的を伝え、了解のもと無理なく行います。

・まずは現状と将来的なリスクを伝え、気づきを与えます。次に改善点を本人や保護者と一緒に考え、主体的に取り組むことを支援します。その後も経過を見守り、対象者の状況に応じて支援します。

・生活習慣の改善は継続が大切です。まずは1ヶ月、できることからはじめます。出来ないことよりも出来たことを褒めて認めます。

・施設の食育推進計画は計画をたてるだけでなく、実施後は評価して改善し、次期計画に反映します。

・担当者が変わっても支援が継続できるよう、支援の流れを施設内で共有するとともに記録に残します。

詳しく知りたい方はこちら

子どもの食事の基本(奈良市母子保健課)

幼児肥満ガイド(公益社団法人日本小児科学会)<外部リンク>

幼児の身長体重曲線(一般社団法人日本小児内分泌学会)<外部リンク>

子どもの内分泌疾患診断基準など(一般社団法人日本小児内分泌学会)<外部リンク>

保育所等における給食の手引き(奈良県健康福祉部こども・女性局子育て支援課)<外部リンク>

過去の研修会・アンケート類(学校を含む)

引用元